ホーム > コラム > 周りに押し付ける「行き過ぎたミニマリスト」 周りに押し付ける「行き過ぎたミニマリスト」 ミニマリストになって変わっていく人たち 不必要なものを持たずに、最低限のものだけに囲まれて暮らすミニマリストが最近増えています。 整理整頓されてすっきりした空間に生活していると、ストレスがなくなり、精神的にも充実した生活を送れることは確かですが、すべての人がミニマリストを目指しているというわけではありません。 中には、さまざまな物に囲まれて暮らした方が楽しいという人も少なくありません。 ところが、ミニマリストの中にも極端な考えを持つ人は一定数いて、自分の考えをミニマリストではない人に押し付ける人たちがいることも確かです。 さらに、長年一緒に同棲生活をしてきた人が突然ミニマリストにはまってしまい、恋人の持ち物まで断捨離してしまう行き過ぎたミニマリストなどもいます。 こうなってくると同棲生活をうまく続けていくことができなくなり、別れの原因になるリスクまで出てきてしまいます。 ミニマリストというのはライフスタイルのひとつですが、全員がミニマリストとして満足して生活しているわけではありませんので、自分の考えを他の人に押し付けるのは決して得策ではありません。 距離を置くことも大切 家の中にあるソファーなどの家具を同意なしに断捨離で片付けてしまうだけでも問題ですが、服装もTシャツにパンツの一辺倒のスタイルなどで、毎日同じものを着ることを強制されてしまうこともあるかもしれません。 自分自身がミニマリストであればそれでもいいかもしれませんが、ただ単に強制されているだけであれば、そのうちに相手と別れたいと思うようになることも考えられます。 このような場合には、相手としばらく距離を置くことも大切かもしれません。 ミニマリストの概念に賛同していないのにも関わらず、ただ単に同棲相手がミニマリストだからと言って調子を合わせていても、ストレスが溜まるだけでなんのプラスにもなりません。 ミニマリストの多くは冷蔵庫や洗濯機を家に置かず、洗濯機はコインランドリーで済ませ、冷蔵保存しなければならない食品はクーラーボックスに入れておくといった生活を送っている人も多いようです。 洋服も枚数を限定し、毎日ほとんど同じスタイルで過ごしているのがミニマリストとはいえ、ファッションを楽しむのが好きな人におしゃれを捨てさせてまでミニマリストのあり方を追求する必要が本当にあるのかどうかは疑問です。 ただ単にお金を使いたくないのと、ミニマリストとは違う意味合いがあります。 ミニマリストの概念にとらわれすぎると、人生が味気のないものになってしまう危険性があることを忘れてはいけません。 自分にとって何が豊かな生活なのか、彼氏や彼女にとってどんな生活が豊かなのかをよく考えてみることも大切でしょう。 コラム